弊社で扱う大文字草の品種紹介をさせていただきます。
大文字草の仲間は北は北海道から南は九州まで日本各地に幅広く分布し、その多くは山地帯から亜高山帯付近の湿った川沿いの岩場や草地に生える多年草です。
大文字草は、今でこそ多彩な花色を待つ秋の銘花となりましたが、原種のほとんどは白花が多く数少ない紅花系を実生で選抜し、更新することにより、多彩な花色を待つ大文字草へと変化をとげました。
現在では、良系の実生品を選抜し、メリクローンで増殖することが可能となり、色彩や花形が豊かな大文字草を多数、楽しめるようになりました。秋のお庭を華やかに演出するシェードプランツとして幅広い地域で親しまれるようになりました。
また、大文字草の魅力の一つとして多彩な花色、花形だけではなく、葉形や葉の模様が変化に富んでいるのも魅力の一つで、カラーリーフプランツとしても注目の植物です。
大文字草は秋を楽しむガーデンプランツとして、もっとも品種の多い多年草です。現在でこそ、花色、花形のバリエーションが豊富なシェードプランツとして活躍しておりますが、元々原種の大文字草は花が小さく地味で白花が多く、花形は漢字の大の字の形をしているのがほとんどでした。このような原種大文字の中から変わり花を選抜し交配を繰り返すことにより、現在のような華やかな大文字草に変貌をとげ、秋のガーデニングを楽しむうえで欠かすことのできないガーデンプランツになったのです。
大文字草の魅力は多彩な花色と花形がそれぞれに異なった時期に咲き、長期にわたり秋のガーデニングを楽しめるということです。また、用途も様々でお庭ではシェイドガーデンとして日陰を演出します。また、鉢植えでは一点飾りとして、また、様々なタイプの大文字草を一鉢に植え込み寄せ植えを楽しんだり、他のガーデンプランツと組み合わせて、寄せ植えをつくったりして楽しめます。
大文字草の仲間は北は北海道から南は九州まで日本各地に幅広く分布し、その多くは山地帯から亜高山帯付近の湿った川沿いの岩場や草地に生える多年草です。花形はシンプルな「大」の文字をしており、花色は主に白です。小型の品種は寄せ植えやロックガーデンの岩の間などに植えると雰囲気が出ます。春や夏に花を咲かせるものもあります。
大文字草は日本各地に分布しておりますが、その多くは山地帯にある川沿いの湿った岩場や亜高山帯などの霧が吹き付ける涼しい環境を好み自生しております。
大文字草は全国で生産されております。
しかし、涼しい環境を好み自生する大文字草は夏場気温が高い地域で生産するのは難しく、良品を生産するために扇風機で風をおくったり、地面に水を撒き地温を下げたりと涼しい環境作りが必要です。また、夏の強い日差しから葉焼けを防ぐ為に底面遮光で夏場管理するので光合成が不十分で弱々しい苗になり、夏季休眠をとる大文字草を短期間で充実した株に仕上げるのは難しくコストが大きくなります。
北海道では夏場気温が上がっても夜間温度が下がり、植物を生産するする上で一番重要な寒暖の差が日中と夜間では10~15℃ほどあり、大文字草の生産に適した環境と考えます。春先から秋口まで夏季休眠をとることなく生長を続けることから、無理なくボリュームある商品を生産することが可能になります。
夏場は遮光55%~60%の寒冷紗を使い、夏場から秋口まで葉焼けを起こさない程度の遮光で十分に光を与えらえるので光合成を十分にさせることができ、葉や茎はしっかりとした大文字草に仕上げることが可能になります。
植物の花色は気温の寒暖の差により変化します。大文字草は9月の中旬頃から咲き始め、11月下旬頃まで種類により次々と花を咲かせます。早咲きの種類は特に日中と夜間の温度に寒暖の差があると濃い色素を保った状態でつぼみを上げ、花を咲かせます。8月から9月の上旬にかけて夜間温度が高い地域より昼夜の気温差のある地域で栽培した大文字草は開花時期が早く、花の持つ色合いを楽しめる商品づくりが可能になるのです。
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