中国東北品種、中国西部品種、日本のアツモリソウなど当園で取り扱いのある品種をご紹介いたします。
クリスマスローズは花の少ない冬の季節を彩る数少ないガーデンプランツです。また、花色や咲き方などのバリエーションも幅広く盛んな育種により新しいタイプの花が毎年誕生しております。
ハイブリッタスのクリスマスローズには大きく分けて3タイプの咲き方に分かれます。一つはシングルフラワーです。シングルフラワーはシンプルな咲き方で小輪系から大輪系と花形、花色のバリエーションが多い品種です。もう一つはセミダブルフラワーです。この種は中心部にミツセン(蜜腺)があります。このミツセンは花のタイプにより大きさや色が花弁と異なる為、花弁とのコントラストを楽しむ事ができます。そして、近年最も話題だったハイブリッタスクリスマスローズはダブルフラワーです。ダブルフラワーは当時、出現率が低く珍しい為、とても値段が高い高嶺の花でした。最近では育種により出現率はもちろんバリエーション豊かなダブルフラワーが誕生しており、ダブルフラワーは、もちろんクリスマスローズをポピュラーなガーデンプランツとして楽しめるようになりました。
では、ハイブリッタスクリスマスローズの魅力はどこにあるのでしょう。魅力の一つとして、数多くある花の中で一つとして同じものがなく一つ一つが個性をもっており、私達に愛着を感じさせてくれます。手に取ったこの花は世界に一つのあなただけの花なのです。このようなフレーズや価格も落ち着き、お求め安くなった近年ではクリスマスローズを楽しむガーデナーの幅もますます広がり、冬のお庭を彩るガーデンプランツとして幅広い支持を得ております。また、花も長く長期に渡り楽しめることから、他の植物との組み合わせを楽しむ寄せ植え材料としても楽しむ事ができます。
シングルフラワーは花色や花形のバリエーションがとても豊富な品種です。クリスマスローズは当初花色の幅がとても広く、花の識別に苦労することもありました。しかし、育種が進んだ現在では色彩が鮮明で花色を識別しやすくなりました。また、花形もよくなり、当初のような剣弁なタイプは殆んど見なくなり、花色が豊かな丸弁タイプを多く楽しめるようになりました。
中心部に花弁状に変化したミツセンがあるのがセミダブルの特徴です。ミツセンは開花後しばらくすると散ってしまいシングルのようになってしまうことから当初あまり評価のされない品種でしが、外花弁と中心部のミツセンの色合い、コントラストが美しいことから、愛好家の話題を集め、ハイブリッタスではマニアの一番多いクリスマスローズなのです。マニア層が多いのも、このセミダブルの花色、花形のバリェーションが変化に富んだ魅力的な花で、これからも変化に富んだ魅力ある品種が出現する期待感があるからではないでしょうか。
花弁が多く豪華な咲き方をするダブルフラワーは近年高嶺の花として高額な価格で取引がされておりましたが、育種が進み数多くのダブルの出現が見込めるようになった今、ダブルフラワーはポピュラーな品種としての流通が始まりました。
豪華なダブルフラワーは派手やかにお庭を演出するガーデンプランツとして人気や話題を集めてきましたが、豪華な咲き方に対し花色のバリエーションが少ない欠点もあり、珍しい色合いのダブルフワラーはものすごく高値で取引をされておりました。しかし、育種が盛んな今、ダブルフラワーのカラーバリエションが広がり、多彩な花色の出現率も高くなり、花色豊かなダブルフラワーもポピュラーに楽しめるようになってきたのです。
弊社でご案内しているダブルフワラーはインソムニア系(多弁系の血統の強い)と丸弁良系の純白ダブルタイプを♂とし、そこに花色豊かなシングルを♀として交配を行っております。これは花色豊かなシングルと多弁性の強いインソムニアを掛け合わすことで花色豊かなダブルフラワーの出現を狙った交配です。このように全国的に様々な思惑で交配されたクリスマスローズは年を重ねるにつれ新しい花の出現に期待することができるでしょう。
クリスマスローズは苗の形や葉の形にバラつきがある植物です。一般的には葉がたくさん茂っている株は見た目的に評価され好まれやすいものですが、細かい葉がたくさんある苗は生育の段階で細かい葉に栄養分を吸収され肝心の花芽を作る太い茎の中心部にまで栄養が十分にいかなくなってしまうため花の咲き方は弱々しくなり、あまり良い花が咲きません。
また、葉がたくさん茂る苗は遺伝子的に良系の花が咲き難い傾向があります。良い花の咲く苗は中心部の葉茎が太い苗で、細かい葉がでない株を選ぶのがコツです。葉茎が太いものは良系の花が咲く確率が高い物が多いので苗を選ぶときは茎の太い株をおすすめします。
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